市民からの問い合わせや要望は、市長である樋渡さんのところへ寄せられることが多いが、それをみんなに見える形で「○○課長さん、お願い」とリツイートする。それを見た課長が担当者に振って、万事解決すればその結論もツイートする。すると時々、市民から「ありがとう」という反応がある。
「公務員は働いて当たり前と思われている存在で、感謝され慣れていません。ツイッターで市民から直接『ありがとう』と言われて、嬉しくないわけがない。こうなると、ツイッターが楽しくなります。ミスを恐れてツイートをしないのではなく、褒められようとして前向きにツイートするようになる。僕はこの文化を根付かせたいと思っています」
■ 実名でソーシャルメディアに参加するメリットってなんだろう?
すでに実名でFacebook, Twitterに参加しているユーザーが実感しているメリットはなんだろうか。友人と常に繋がっている感覚を持てること、リアルタイムで付加価値の高い情報が入手できることなどは匿名であっても享受できる。筆者は、実名のメリットを突き詰めると「人脈の創造」に集約できるのではと思っている。
実際に旧友との親交はmixiで十分できるが、ソーシャルグラフが広がらない、ないし陳腐化してしまうとの声を聞くことが多い。また大学時代はmixiで連絡を取り合っていたが、就職を前にしてTwitterやFacebookに切り替えるなど、企業ときちんと交流していこうとする際に実名に移行することも多いようだ。
つまり、Facebookのような実名コミュニティは「社会人としての自分、表の顔,ソトの顔」としての利用に向いており、mixiのような匿名性の強いコミュニティは「飾りのない自分自身、家の顔、ウチの顔」としての利用傾向が強いと言えるだろう。
参考まで、ユング心理学の「ペルソナ」がこのソトの顔にあたる。社会に出ると外部から自分本来の性格とは異なる態度や役割を要求されるので、人間は「ペルソナ」(古典劇で役者が被った仮面のこと)をかぶらざるを得ないということだ。実名コミュニティでは、ペルソナを被った社会性の高い人間の集まりになるため、誹謗中傷が少なく、穏やかな会話が交わされる。そして、これがコミュニティ文化と言われるものを形成していく。
言い換えると、社会人としてリアル社会と同様の感覚でネット上で交流できるのが実名コミュニティと言えるだろう。その上ではネットとリアルが自然に交差して、人脈が創造されていく。これが実名コミュニティ最大のメリットだ。
2000年前半 Blog、Web2.0の流行
2001年10月 iPod発売
2001年01月 Wikipedia発足
2002年 公衆無線LANの普及が進む
2002年 BlackBerry、電子メールやWebブラウズ対応
2004年02月 mixiスタート
2004年02月 GREEスタート
2004年03月 電車男出現
2004年02月 「エッジ株式会社」が「株式会社ライブドア」に社名変更
2004年07月 Skype, 正式リリース
2004年04月 Google, Gmail提供開始
2004年10月 Googleマップ、Google Earth発表
2004年末頃 iPod1,000万台出荷
2005年01月 ライブドア ニッポン放送株大量取得
2005年07月 mixi 100万人突破
2005年09月 Google Talkリリース
2006年01月 ライブドア堀江貴文逮捕
2006年02月 モバゲータウン サービス開始
2006年07月 twitterサービス開始
2006年09月 Facebook一般開放
2007年03月 GREE 100万人突破
2007年03月 イー・モバイルサービス開始
2007年04月 iPod1億台出荷(5年半、ミュージックプレーヤー最速。それまではウォークマンの13年)
2007年06月 iPhone発売
2007年05月 mixi 1,000万人突破
2007年11月 Amazon, Kindleを発売
2008年04月 モバゲータウン会員数1,000万人突破
2008年10月 iPhone 累積1,000万台販売
2008年10月 Android携帯発売
2009年04月 GREE, 1,000万ユーザー突破
2009年12月 Amazon, 電子書籍の販売数がリアル書籍を上回ったと発表
2009年12月 Amazon, 累積100万台販売
2010年07月 Facebook, 5億アクティブユーザ突破
2010年01月 Amazon Kindle900万台突破、今年中に1,000万台販売の観測
2010年03月 iPad発売、今年中に800万台の観測